2025/04/29 09:59

こんにちは。
ゴールデンウィーク連続特集「5日間でめぐる、世界のウェルネス文化の旅」、お付き合いいただきありがとうございます。

今日は、イタリアから届いた"スローフード"の知恵を、私たちの日常にどう生かすかを一緒に考えてみたいと思います。
日々の「食べる」という行為を、もっと豊かに、もっと味わい深いものにするためのヒントをお届けします。


スローフードとは?〜「食べること」の意味を見つめ直す運動

スローフード(Slow Food)とは、1980年代後半にイタリアで始まった食の運動です。
ファストフードに代表される大量消費・スピード重視の食文化に対抗し、
「地域の食材を大切にし、伝統的な食文化を守りながら、ゆっくりと味わう食事」
を提唱しています。


スローフード運動が大切にしているのは3つの価値。

  • Good「おいしい」(おいしいこと)
  • Clean「きれい」(環境に優しいこと)
  • Fair「ただしい」(生産者にとって公正であること)

単に「ゆっくり食べる」という意味だけではなく、

「食」を通じて、暮らしの質を高め、地球や人とのつながりを育むことを目指しているのです。


なぜ今、スローフードが必要とされているのか?

忙しい現代、食事も“効率”が求められるようになっています。
「時短レシピ」「ワンハンドで食べられる」「すぐ食べられる」──そんな言葉があふれる中、
気がつけば、「食べる」という行為そのものをおざなりにしてしまうことも。

でも本来、食事は単なる“栄養補給”ではなく、
自分の体を慈しみ、心を満たす大切な時間です。

スローフードの考え方は、そんな「食べる」という営みを、もう一度大切に味わい直すきっかけを与えてくれます。
そして、それは結果的に、私たちの心と体をしっかりと支えることにもつながっていくのです。


【今日からできる】スローフードな暮らしのヒント5選

ここからは、特別な知識がなくてもできる、スローフード的暮らしのアイディアをご紹介します。
GWの一日、試してみませんか?


1. 地元の食材を選び、旬を味わう

イタリアでは、地元の市場や小さな農家さんから食材を買うことがよくあります。
旬の野菜や果物は、栄養価も味も格別。
スーパーで買うときも、産地表示を見て「できるだけ近く」で採れたものを選んでみる。
それだけでも、スローフードの第一歩です。


2. 食材そのものを生かしたシンプルな料理を楽しむ

スローフードの料理は、手間をかけすぎないのが基本。
素材のおいしさを引き出す、シンプルなレシピが多いのも特徴です。

たとえば、
・オリーブオイルと塩だけで味わう新鮮なトマト
・炭火で焼いただけの野菜や魚
素材に自信があるからこそ、**「足し算より引き算」**の発想で。


3. 「ながら食べ」をやめ、食事に集中する

スマホを見ながら、テレビをつけながら、SNSをスクロールしながら──
そんな“ながら食べ”をやめて、食べることだけに集中してみましょう。

・一口ごとに、香りや食感、味の変化を感じる
・噛むリズムに意識を向ける
・目の前の料理に「ありがとう」と心の中でつぶやく

それだけで、いつものご飯が、ぐっと特別な時間に変わります。


4. 食事を「誰かと分かち合う」時間にする

イタリアでは、家族や友人と一緒に食事を囲む時間をとても大切にしています。
豪華なごちそうじゃなくていい。
パスタとサラダだけでも、一緒に食べる時間そのものがごちそうになるのです。

GWの一日、
・家族と一緒に手作りピザを楽しむ
・友達を招いて、持ち寄りランチをする
そんなひとときを作ってみませんか?


5. 「食べる」という行為に感謝する

スローフードは、食材を作ってくれた自然や生産者への感謝を忘れません。
・このトマトを育てた人がいる
・このパンは小麦を育てた畑から生まれた
そんな背景に思いを馳せることが、食べる時間をもっと豊かにしてくれます。


忙しい毎日ではつい忘れがちだけど、
「今日もおいしいものが食べられる」──そんな当たり前に、そっと感謝する。
それも、スローフードの精神です。


スローフードは、日常を取り戻すための知恵

スローフードな暮らしは、決して「特別な人だけができる贅沢」ではありません。
小さな選択の積み重ねで、誰でも、どんな日でも、始めることができます。

たとえば今日、
・地元の野菜を手にとってみる
・家族と食卓を囲んで笑い合う
・ひと口をゆっくり味わう

そんなささやかな一歩が、心と体をあたため、暮らしにリズムと彩りをもたらしてくれるはずです。


🌍次回予告
4回目は、フランス「日常に取り入れるハーブ療法」をご紹介する予定です。
ハーブティー、アロマ、家庭の薬草学みたいな優しい話をお届けします。
お楽しみに!



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