2025/07/28 19:24
フランスに学ぶ、“わたし”を整える香りの知恵
お疲れ様です。突然ですが、あなたが「今日のわたし」に選んだ香りは、どんな香りでしたか?甘くて柔らかい香り?それとも、すっと背すじが伸びるようなハーブ系?あるいは、なにも身にまとわない、無香の日もあるかもしれませんね。その選択の裏には、きっとその日の気分や、背負っている役割、自分自身にかけてあげたい言葉があるかもしれませんね。ちなみに、わたしは『CITRUS FOREST for ADULTS』でした。
今週のブログは「旅するセルフケア』をテーマに「その国ならではの自然・文化・香り・ケアの知恵」に触れながら、SHINCOQの哲学ともつながる“余白ある暮らし”をご提案できたらと思っています。厳しい暑さが続きますが、読んで”涼”を感じて頂けたら幸いです。フランスからスタートです!
◾️パリの朝は「香り」で始まる
フランス、パリ。石畳の街を歩いていると、ふとすれ違う人から漂ってくる香りに、はっとすることがあります。それは、香水の強さではなく、“その人らしさ”がそっと香るような、不思議な存在感。パリの人々にとって、香りは、服を選ぶように、気分や季節に合わせて「自分の一部としてまとう」ものなのかなと。朝のルーティンに“香りを選ぶ時間”があるのは、まるで今日をどんなふうに生きたいかを決めるような、静かな意志の表れです。
◾️香りは「語らない会話」
フランスでは、香りは言葉以上に雄弁な“コミュニケーション”とも言われます。だからこそ、香水はつけすぎず、「近づいたときにふっと気づく」くらいが美しいとされています。とくに面白いのが、「人と違う香り」を大切にする文化です。同じブランドでも、自分だけの重ね方をする人も多く、まるで“香りの個性”を育てているようです。そうした香りの重ね方は、フランス語で「sillage(シヤージュ)」通りすぎたあとの香りの余韻、と表現されるそうです。人の記憶にふわりと残る、“あと香”。それは、自分のあり方を香りでそっと伝える、美しい文化だと感じます。
◾️実は、アロマテラピー発祥の地
フランスといえば香水、という印象が強いかもしれませんが、実は「アロマテラピー」の語源も、フランス語に由来しています。1928年、フランスの化学者ガットフォセが、火傷の治療にラベンダーの精油を使ったことがきっかけで、「aromathérapie(アロマテラピー)」という言葉が生まれたと、わたしは学びました。その後、フランスでは香りが“癒し”として医学的にも使われる文化が発展していきます。たとえば薬局では、精油が処方されることも珍しくありません。香りはただの“いい匂い”ではなく、心身を調えるものという認識が、しっかり根づいているのです。
◾️「なにをまとうか」は、「なにを手放すか」
香りを選ぶという行為は、実は何かを“手放す”ための儀式でもあるかもしれません。
たとえば…
- 朝、ユーカリの香りをまとうことで、昨日の重たい気持ちをリセットする
- 午後、ベルガモットで緊張をほぐし、張りつめた空気をゆるめる
- 夜、ラベンダーで眠りのスイッチを入れ、不安やざわつきを解放する
その日、その時間、自分の呼吸に寄り添う香りを選ぶことで、私たちは自然と“今のわたし”に立ち返ることができるのです。パリの女性たちのように、“香りをまとう”という日常のひと手間を、自分を整える時間として大切にしてみませんか?
今日のセルフケア・ヒント ✦
「香りをまとう前に、ひと呼吸」してみる。
香水やアロマをつける前に、香りの蓋を開けて、深く吸い込む。その1秒で、頭の中のノイズがすっと遠のくことがあります。そして、自分に問いかけてみてください。「今日は、どんな気分で過ごしたい?」「どんな自分でいたい?」香りは、あなたの選択をそっと支える味方になってくれるはずです。
◾️おすすめのアイテム
何気ない日常の中で、そっと寄り添ってくれるSHINCOQ。
「香りって、もっと気軽でいい。」そんなセルフケアの第一歩を、今日からはじめてみませんか?
ご自愛して行きましょう!
「深呼吸するだけで、すこし楽になる。」
「深呼吸するたび、整う。」
「毎日に、ちいさな 'ととのう' を。」
「アロマって、もっと気軽でいい。」
SHINCOQは、香りと深呼吸の力で毎日をすこやかにする、毎日の暮らしの中で、ふっとひと息つけるセルフケアを届ける、ただ 'いい香り' で気分を切り替える習慣を提案する、セルフケア初心者でも楽しく取り組めるアロマブランドです。
日々をすこやかに☺︎