2025/08/01 19:48
韓国に学ぶ、“自律神経を整える”セルフケア文化
お疲れ様です。最近、肌の声を聞いていますか?触れたとき、カサついている。メイクのノリが悪い。エアコンに当たって、冷えている気がする。それ、肌の問題だけじゃないかもしれません。心が疲れているときほど、肌は沈黙してしまう。だからこそ、肌に手をあてることは、自分に戻る第一歩なんです。
◾️汗をかいて、冷やして、また温める
韓国の「チムジルバン」という場所。韓国では、週末になると多くの人がチムジルバン(찜질방)へ出かけるとか。チムジルバンは、温熱浴・岩盤浴・スチーム・サウナなどが一体になった、いわば“みんなの癒し基地”。大きなお風呂に入ったあとは、黄土でできた低温サウナでじっくり汗をかき、冷たい石の床で横になって体を冷やし、また温める。この「温→冷→温→休」のリズムが、自律神経を深く整えてくれるのです。特に夏場は、エアコン疲れや寝苦しさで体の内側がこわばりがち。チムジルバンでの過ごし方は、季節のストレスにもやさしく効いてくれます。
◾️肌をいたわる=「自分を大切にする」時間
チムジルバンでは、ただ汗をかくだけではありません。そこで行われるのが、“全身スクラブ”=垢すり。日本では美容目的の印象が強いかもしれませんが、韓国ではもっと日常的な、「身体と心を新しくする儀式」のようなもの。
- つるんとした肌になる
- 血行がよくなる
- 疲れが抜ける
- 気持ちまでスッキリする
それはまるで、肌から古い感情を脱ぎ捨てるような感覚。忙しさや緊張で固まってしまった「わたし」を、肌からやさしくほどいていく、そんな時間です。
◾️ケアは「してもらう」より、「してあげる」でもいい
もちろんチムジルバンに行かなくても、自宅でできる“韓国式セルフケア”はたくさんあります。たとえば、入浴後の肌にオイルやボディミルクを塗るとき、ただ塗るだけでなく、「やさしく、手をすべらせていく」。
- 二の腕をさする
- デコルテに触れる
- ふくらはぎを流す
このとき、目を閉じて「ありがとう」と声をかけるように触れていくと、不思議なくらい呼吸が整い、心もふわっとやわらぎます。肌は、自分の“最も近い他人”。だからこそ、手をかけることが、深いケアにつながるんです。
◾️香りは、“肌と心のあいだ”をつなぐもの
韓国のスパでは、香りのあるスチームルームやハーブ入りの浴槽が設けられているところも多く、香りもまた「ととのえる」大事な要素とされています。
・ジンジャーやよもぎで温める
・ラベンダーやカモミールで鎮める
・ペパーミントやユーカリで爽やかにする
入浴後にひと吹きするミストやアロマオイルの香りは、肌にのせるだけでなく、心にも作用するスイッチになる。肌にふれながら、「今日はどんな気分?」と香りで問いかけてみると、その日必要な“整え方”が見えてくるかもしれません。
今日のセルフケア・ヒント ✦
「肌を、やさしく撫でる時間」をつくってみる。
・お風呂あがりに、オイルを塗りながら深呼吸
・ミストを手のひらに吹きかけて、デコルテを撫でる
・シャワー後に、冷たいタオルで足をひと拭きする
そんなささやかな手間が、「わたし、大丈夫かも」という安心感につながることがあります。肌を整えることは、心の内側を整えること。忙しい毎日にこそ、“肌と会話する”時間を。
次回は、メキシコの「死者の日」と、香りと記憶のセルフケアへ。「忘れないこと」が、「生きること」につながる時間をご紹介します。
何気ない日常の中で、そっと寄り添ってくれるSHINCOQ。
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ご自愛して行きましょう!
「深呼吸するだけで、すこし楽になる。」
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