2025/11/30 19:45

お疲れ様です。忙しい12月は、週に一度だけでも「いまの自分」に立ち返る時間をつくりませんか? 香道のように、香りを分析するのではなく“心の声を聴くように”味わうだけで、内側の静けさが戻ってきます。週末にできる聴香の習慣をご紹介します。

◾️週末に心が整うと、来週の忙しさが変わる理由

師走は、一週間の中でも“気づかぬうちに疲れが溜まりやすい時期”です。やるべきことは増え、周囲のペースも速くなり、自分の感情が置き去りになりがち。


特に週末は、

  • 忙しさの反動で気持ちが重くなる
  • やり残したことが頭を占領する
  • 休みたいのに心が休まらない

そんな状態が起こりやすくなります。そこで効果を発揮するのが、“内側に戻る時間”をつくること。週末に心を静かに整えておくと、翌週のスタートが軽くなり、ペースを取り戻しやすくなります。心のざわつきを持ち越さないことは、忙しい12月の大切な準備。その役目を果たしてくれるのが、週末だけの“聴香”です。


◾️週末に試したいシンプルな聴香ステップ

家でもすぐできる、小さな儀式のような聴香の流れをご紹介します。

① 静かな場所をつくる(1分)
テレビやスマホの音を止めて、意識が外に引っ張られない空間を整えます。

② 香りを手にとり、深呼吸をひとつ(30秒)
まだ香りはつけず、自分の呼吸の速度だけを確かめます。

③ 香りを軽く一滴、またはひと吹き(30秒)
タオルやティッシュなど、柔らかい場所に香りを落とします。“強く香らせない”ことがポイント。

④ 目を閉じ、香りの入り方を感じる(1〜2分)
香りが鼻から喉へ、胸へと届くルートに意識を向けてみます。評価せず、ただ「今、こう感じている」と気づく時間。

⑤ 今の心の状態をひとこと言葉にする(1分)
「疲れている」でも、「少し軽い」でも、「何も感じない」でもOK。心の位置を確認する習慣そのものが、週末のリセットになります。


◾️内側に戻る香りの選び方

聴香の良さは“軽い香りでも成立する”ところ。むしろ、控えめな香りの方が心の声が聞こえやすいこともあります。

● 落ち着く香り

  • ホーウッド:静けさと温かさのバランス
  • サンダルウッド系:余韻の深さが心をゆっくり整える
  • ラベンダー:やわらかく気持ちを落ち着ける定番の安定感

● 暖かい余韻のある香り

  • フランキンセンス:心の奥の呼吸を深めるような気持ちよさ
  • クラリセージ:重さを抱えた心をそっと支えるような温度感
  • 軽いウッディブレンド:冬に向く落ち着きと安心感

香りは“その日の自分を受け止めてくれる存在”を選ぶと、より内側に戻る時間が深まります。


◾️1週間の香りログを書く習慣(気づきの記録)

聴香をより深めたい方におすすめなのが、「香りログ」をつけること。内容はとても簡単でOKです。

  • 今日選んだ香り
  • その時の気持ち
  • 変化したこと
  • 一言の気づき

これだけで十分。毎週日曜に振り返るだけで、「今の私が求めているもの」が自然と分かるようになってきます。忙しい時期こそ、心の声は小さくなるもの。だからこそ、香りの力を借りて“心の微細な変化”をすくいとってあげることが大切です。


◾️師走の終わりに、自分へ静かなご褒美を

忙しい12月だからこそ、週末の静かな時間は心にとって大きな贈り物になります。香りを分析せず、ただ今の心を“聴く”だけで、気づかなかった疲れがふっと溶けていったり、新しい週への準備が整ったりします。師走の終わりに、自分のためだけの小さな儀式を。その数分が、あなたの1週間をやわらかく支えてくれますように。




 \今日のセルフケア習慣/

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