2025/12/09 19:45

お疲れ様です。火曜日の夜。「今日はそこまで忙しくなかったはずなのに、なぜか頭が休まらない」そんな感覚に覚えはありませんか?わたしは、よくあります。たとえば仕事の段取り、明日の準備、誰かへの返事、今日の会話の振り返り…。身体は家にいても、思考だけがまだ“職場の続き”にいるような。静かな夜なのに、心だけがずっと音を立てている。みたいなそんな“過集中モード”に入りやすい時期だったり、曜日だったりするのかなと。


◾️火曜は「頭のスイッチ」が切り替わりづらい日

週の始まりの月曜日をどうにか乗り越えた勢いのまま、火曜は仕事モードが加速しやすい日。集中力が高い状態は悪いことではないけれど、そのまま夜まで“回転し続ける頭”を引きずってしまうと、
・寝付きが悪い
・浅い眠りになる
・翌朝の疲れが抜けない
などの不調に繋がりやすくなります。とくに、ケア職や感情労働に関わる方は「人の気持ちを受け取る仕事」ゆえに、帰宅後もその余韻が残りやすいもの。だからこそ火曜の夜には、「思考をゆるめて、夜の自分に戻る時間」 が必要です。


◾️夜に“思考が止まらない”理由

私たちの脳は、緊張・不安・責任感などの刺激を受けた後、すぐには“オフ”に切り替わりません。頭の中で再生される「あの時こう言えばよかったかも」「明日あれを忘れないようにしなきゃ」というリピート思考は、脳の疲労サインでもあります。ここで必要なのが、五感を使って意識を“いまの体”に戻すこと。そして香りは、その最もやさしい入り口になります。


◾️フローラル&ハーブが“思考のスピード”を落とす理由

夜におすすめしたいのは、クラリセージ・ゼラニウム・プチグレンを中心とした「ゆるめるためのフローラル&ハーブ」ブレンド。それぞれの香りは、混ざり合うことで“考えすぎる心”をふわりとほどく力を発揮します。たとえば、

● クラリセージ

重くなった思考を支えなおすような、深い安心感のあるハーブ調の香り。「考えすぎループ」からの離脱を助け、呼吸と気持ちをゆるやかに整えてくれます。

● ゼラニウム

フローラルの甘さとグリーンの爽やかさを併せ持ち、情緒の揺れをなだめる“バランスの精油”。イライラや落ち込みが同時にある夜に特に優秀。

● プチグレン

オレンジの葉から採れる、ほのかな苦みのある落ち着いた香り。冷静さを取り戻し、思考のスピードをゆっくりにしてくれます。


◾️夜モードへ切り替える「静けさ儀式」

香りを使うときに大切なのは、ただ香らせるだけではなく「夜の私はここから始まる」と合図を送ること。火曜におすすめしたいのは、パジャマに着替え、部屋の灯りを少し落として行う“静けさ儀式”です。

STEP 1|寝室の灯りを1段階落とす

柔らかい灯りにすると、視覚から自然と“夜のモード”に切り替わります。

STEP 2|パジャマやシーツにミストをひと吹き

ミストがふわりと広がり、思考がゆっくりほどけていくスイッチに。ポイントは、直接スプレーが気になる場合は、空間に香らせてもOK

STEP 3|ベッドに腰かけて、ゆっくり長めの吐く息

吸うより「長く吐く」を意識。香りが心のスピードに追いついてくれます。


◾️“考えすぎる夜”に、香りで境目をつくる

火曜日は、気づけば「今日の続きのまま夜が終わっていた」という日になりがち。だからこそ、身体も心も「夜の自分」に戻るための境目をつくることが大切です。香りはその境目を、無理なく、やさしく、自然につくることができます。もし今夜、頭のスイッチが切れずにぐるぐる考え続けてしまいそうなら、どうか少しだけ“静けさ儀式”をしてみてください。香りがふわりと広がると、思考が少し遠くに行き、あなた自身が戻ってきます。



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