― シダーウッドとシナモンが導く“静けさとぬくもり” ―

お疲れ様です。気づけば、夕暮れが一気に早くなりました。あちらこちらで金木犀の香りをキャッチします。帰り道の風に少し冷たさを感じると、季節が確かに進んでいることを実感します。仕事のあとの疲れが残る時間、ふと空を見上げる余裕はありますか？ケアする仕事、感情を使う仕事をしている人ほど、日々の小さな変化を感じ取る力に長けています。だからこそ、気づかぬうちに心の感度が疲れてしまうことも。そんなときは、外に出て風に触れてみましょう。自然の香りが、静かにリセットのスイッチを押してくれます。

◾️外で味わう「深まる秋」

秋は、香りが最も澄む季節。湿度が落ち、空気がクリアになることで、木や土、葉の香りがより深く感じられます。休憩の合間や帰り道、公園のベンチでもいい。マスクを外して、そっと深呼吸してみてください。風に乗ってくるのは、乾いた落ち葉や樹皮の香り、遠くで焚き火をしているような温かい気配。五感を開くと、忙しさで閉じていた“自分の感情”が静かに戻ってきます。その瞬間こそ、秋を「味わう」時間です。

◾️シダーウッドとシナモン

外の空気を感じながら、香りでその余韻を深めるなら、おすすめは シダーウッドとシナモン のブレンド。シダーウッドは、まるで森の奥にいるような安心感を与えてくれる香り。ウッディで落ち着きがあり、呼吸をゆっくりにしてくれるような安定感があります。木の香りには「グラウンディング（地に足をつける）」という効果があるといわれ、感情労働で心が揺れやすい人には、特に寄り添ってくれる香りです。一方、シナモン は少しスパイシーで甘く、体を内側から温めてくれる香り。秋冬の冷えや疲れを和らげ、気持ちを“前向きに”切り替えるサポートをしてくれます。この二つを合わせると、「静けさ」と「ぬくもり」がちょうどよく重なり、深まりゆく秋にぴったりの香りに。

◾️香りのTIPS

外出前に、シダーウッドとシナモンのアロマミストをスカーフや袖口にひと吹き。風に乗って香るたび、呼吸が自然と深まります。夜は、ティッシュやコットンに1〜2滴たらして枕元に置くのもおすすめ。温かいハーブティーとともに、ゆるやかに心をほどいて。

🌿ブレンドの目安
・シダーウッド 4滴
・シナモンリーフ 1滴（刺激が強いので少量）
・オレンジスイート 2滴（全体をやわらげる）

穏やかさの中に、秋らしい深みを感じる香りになります。

季節が深まるたびに、人の心も少しずつ静まっていきます。忙しさのなかで感じる“一息の余白”こそ、自分を守る時間。風に触れ、香りを吸い込みながら、「あ、秋が来たな」と思えたなら、それはあなたの感性が、ちゃんと生きている証拠です。香りは特別なことではなく、今日を少しやさしく終えるための、目に見えないパートナー。この秋は、香りと風に包まれながら、自分のペースを取り戻していきましょう。

 ＼今日のセルフケア習慣／

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