2026/03/27 19:45

思い通りにいかなかった日は、足取りまで少し重くなります。
小さなすれ違いや、
うまく言えなかったひと言。
あとから思い返してしまう場面が、いくつも浮かんできます。
「ああすればよかった」とか、
「どう思われただろう」とか。
もう終わったことなのに、
頭の中では、まだ続いているような感覚があります。
そんな帰り道は、
どこかまっすぐ家に帰る気持ちになれなかったりもします。
少し遠回りをしたくなったり、
いつもよりゆっくり歩いてみたり。
もしかしたらそれは、
気持ちの中に、ほんの少しの余白をつくろうとしているのかもと思うことがあります。
無理に切り替えようとしなくてもいいし、
前向きに考えようとしなくてもいい。
ただ、少しだけ立ち止まるような時間があれば、
それで十分な気もします。
たとえば、帰ってすぐに何かを始めるのではなくて、
一度だけ深く呼吸をしてみるとか。
部屋の空気に、静かな香りをひとつ重ねてみるとか。
それだけで、
さっきまでの出来事と、今の自分とのあいだに、
少しだけ距離が生まれることもあります。
うまくいかなかった一日も、
そのまま終わらせなくていい。
ほんの少しだけ余白があれば、
それだけで、次の時間の過ごし方が変わることもあります。
整えようとしなくても、
少しだけ戻れる瞬間がある。
そのことを、帰り道のどこかで思い出せたら、
それで十分なのかもしれません。
