2026/05/06 19:45

朝と昼のあいだ、あるいは、ひとつの予定と次の予定のあいだ。ほんの少しだけ空いた時間なのに、なぜかうまく次に進めないことがあります。さっきまでの会話が頭の中に残っていたり、誰かの言葉が、思っていたよりも長く心にとどまっていたり。ちゃんと終わったはずなのに、どこかで「まだ続いている感じ」がする。


そんなとき、呼吸は少しだけ浅くなって、自分の内側に、静かにこもる。整えなきゃ、と思うほど、うまくいかない。切り替えなきゃ、と思うほど、動けなくなる。だから、そんなとき、無理に前に進もうとしようとしないのが良いのかもと。

 

一度、ほんの少しだけ。外に出すように、呼吸をしてみる。大きく吸う、というよりは、中に残っているものを、そっと手放すように。吐く息に、さっきまでの空気を乗せて、そのまま外に流していくようなイメージで。

 

それだけで、ほんの少しだけ、自分の輪郭が戻ってくるような。人と会ったあとや、仕事の合間。気づかないうちに、いろいろなものを受け取って、少しだけ“散っている”ような感覚の日。そんなときは、何かを足すよりも、いったん戻すほうが、しっくりくることがあります。空気を入れ替えるように。いまの自分に戻るように。

 

それはきっと、「整える」というよりも、「リセットする」に近い呼吸。一度、呼吸を戻すだけで、次の時間が、少しだけ軽くなることがあります。

 

もし、今日がそんな日だったら。ほんのひと呼吸だけでも、外にひらいてみてください。それだけで、十分なときもあります。浅くなった呼吸を、いちど戻すための整い方。「RESET」という呼吸のかたちです。


SHINCOQ

暮らしに、深呼吸を