2026/06/02 19:45

最近、「なんだか息苦しいな」と感じることはありませんか。もちろん、本当に呼吸が苦しいわけではないのですが、ただ、いつも何かに追われているような感覚。気づけば肩に力が入り、深呼吸することも忘れている。そんな状態です。以前のわたしは、「忙しいから仕方ない」と思っていました。でも、ある時気づいたのです。息苦しさの原因は、予定の多さだけではないのかもしれない、と。


私たちは「余白」というと、スケジュールの空きを思い浮かべます。予定のない休日。何もしない時間。もちろんそれも大切です。でも実は、余白は時間だけの話ではありません。たとえば、視界。机の上に物が積み重なっていたり、部屋の中に見える情報が多かったりすると、それだけで無意識に脳はたくさんのものを処理しています。たとえば、音。テレビがついたまま。動画を流しながら家事をする。移動中も音楽やラジオを聞く。静かな時間ほとんどない日もあります。たとえば、情報。SNSを開けば次々と新しい投稿が流れてきます。知りたいことを調べていたはずが、気づけば全く別の情報を見ていることもあります。そして、考え事。明日の予定。仕事のこと。家族のこと。やりたいこと。やらなければいけないこと。頭の中では、いつも何かが動き続けています。


視界にも。

音にも。

情報にも。

考え事にも。


余白がなくなると、私たちの呼吸は少しずつ浅くなっていきます。それはまるで、荷物をたくさん抱えたまま歩いているような状態。一つひとつは重くなくても、積み重なると知らないうちに疲れてしまうのです。だから最近は、「何かを足す」よりも「少し減らす」ことを意識しています。机の上を少し片づける。スマートフォンを見る時間を少し減らす。音を消して、お茶を飲む。数分だけでも窓の外を眺める。そんな小さなことです。


不思議なことに、何か特別なことをしなくても、少し余白が生まれるだけで呼吸が変わります。肩の力が抜けたり、気持ちが静かになったり、考え事が少し遠くなったり、整えようと頑張る前に、まずは余白をつくる。今週のテーマである「ゆるめる」は、そんなところから始まるのかな、と。


今日、もし少し息苦しさを感じているなら。予定を減らすことが難しくても大丈夫です。まずは視界や音、情報の量を少しだけ減らしてみる。呼吸が戻る場所は、案外そんな小さな余白の中にあるのかもしれません。


SHINCOQ

暮らしに、深呼吸を