2026/06/07 19:45

「整える、ではなく“ゆるめる”」をテーマにお届けしてきました。ちゃんと休んだのに疲れが残ること。余白がなくなると、呼吸が浅くなること。そして、何もしない時間が、思った以上に大切なこと。一週間を通して、自分自身もあらためて「余白」という言葉について考えていました。


余白というと、何を思い浮かべるでしょうか。予定のない休日。空いているスケジュール。何も置かれていない部屋。確かにそれも余白。でも最近は、もう少し違うもののように感じています。予定が詰まっていなくても、心が落ち着かない日があります。部屋が片づいていても、なぜか息苦しく感じることがあります。反対に、忙しい一日だったとしても、不思議と心地よく過ごせる日もあります。その違いは何だろう。と。そう考えた時に浮かんだのが、「呼吸」という言葉でした。


SHINCOQにとって余白とは、何もないことではなく、呼吸できること。わたしはそんなふうに考えています。呼吸できるというのは、深呼吸をすることだけではなくて。肩の力が少し抜けること。考え事から少し離れられること。急がなくていいと思えること。今ここにいる自分に戻れること。そんな状態のことです。だから余白は、時間の長さでもなく、ほんの数分でもいい。窓の外を眺める時間かも。と。


湯気の立つお茶を飲む時間かもしれないし、お気に入りの香りを感じる時間かもしれない。大切なのは、その瞬間に呼吸が戻ること。それだけで十分なのだと。私たちは毎日、多くの情報の中で暮らしています。便利になった反面、心が休まる隙間は少なくなりました。何かを学ぶこと。成長すること。頑張ること。それらはもちろん素晴らしいことです。でも同じくらい、何もしない時間も大切です。立ち止まることも大切です。ゆるむことも大切です。なぜなら、呼吸を止めたまま生きられないのと同じように、心にも余白がないと頑張りすぎずに頑張ることができないから。


SHINCOQが届けたいのも、そんな時間。暮らしを大きく変えることではなく。特別な自分になることでもなく。ただ、呼吸が戻るきっかけをつくること。空気が少しやわらぐこと。その小さな積み重ねが、日々を心地よくしてくれると信じています。もしその中で、一つでも心に残る言葉があったならうれしく思います。余白とは、何もないことではなく、呼吸できること。来週もまた、そんな呼吸の戻る時間をご一緒できたらうれしいです。


SHINCOQ

暮らしに、深呼吸を