2026/07/04 19:45

夏を迎える準備と聞くと、つい、何か特別なことをはじめなければいけないような気がする。ですが、わたしは毎年続けられるような、本当に小さなことがあればと思っている。それも、出来ない日があってもような。そして新しい習慣を増やすというより、季節が変わることを体と心に知らせるような、小さな合図を暮らしの中に取り入れたいと思っています。
たとえば、朝起きたら最初に窓を開ける。これは、365日続けていること。朝イチで感じる、空気や風で季節を感じることもあります。まだ空気がやわらかい時間に風を部屋へ通すと、「今日も暑くなりそうだな」と季節を受け入れる気持ちになる。たった数分でも、部屋の空気だけでなく、自分の気持ちまで少し軽くなるような気がします。
朝には、お気に入りの香りをひと吹き。これも、365日続けていること。「今日も頑張ろう」というより、「今日も心地よく過ごそう」と気持ちを切り替えるための、小さなスイッチです。香りが変わるだけで、いつもの部屋が少しだけ違って感じられるから不思議です。そして、この時季になるとタオルや布ものも新しいものに替えます。ふわっとした肌ざわりや、洗いたての気持ちよさは、毎日使うものだからこそ感じられる小さな贅沢。夏の暮らしを少し好きにしてくれる準備のひとつです。
最後は、植物を見る時間をつくること。ベランダの緑でも、公園の木でも構いません。暑さの中でものびのびと葉を広げる姿を見ると、「季節はちゃんと巡っているんだな」と、自然と呼吸が深くなります。特に夏は、空を見る時間も増えます。どれも、特別な道具や時間は必要ないので。そして、全部やろうともしないのが続けるポイントかな。と。
朝、窓を開けることでも。
好きな香りをまとってみることでも。
今日の飲み物を少しだけ変えてみることでも。
たった一つの小さな習慣が、夏の始まりを少し心地よくしてくれるはず。今年の夏は、頑張って整えるのではなく、自分が「気持ちいいな」と思えることを、一つだけ暮らしに迎えてみませんか。
SHINCOQ
暮らしに、深呼吸を
