2026/07/31 19:45

季節は変えられない。でも、季節との付き合い方は、自分で選ぶことができる。暑い夏を「大変な季節」と思うのか、「今年も夏が来たな」と迎えるのか。その違いは、ほんの少しの暮らし方なのかもしれない。
最近のわたしは、朝の読書時間を楽しみにしています。日が昇り始める五時過ぎ。窓を大きく開けて、まだ少し涼しい風を感じながら、図書館で借りた昭和のエッセイを読むのが好きです。文章の穏やかな空気に触れながら、急がず、自分のペースで少しずつページをめくる。そんな朝の時間が、一日の始まりをやさしく整えてくれます。
そして、そのそばにはいつも香りがあります。
朝の始まりに。
仕事の合間に。
夕暮れの深呼吸に。
眠る前の静かな時間に。
香りは、何か特別なことをするためのものではなく。季節を暮らしの中へ、そっと迎え入れるための、小さなきっかけ。だから、わたしは「香りを使う」というより、「香りと季節を楽しむ」という感覚を大切にしています。
同じ香りでも、夏の朝に感じる爽やかさと、夕暮れに感じる落ち着きは少し違います。そんな変化に気づくたび、季節はもっと身近な存在になる。香りは、忙しい一日そのものを変えることはできない。でも、その一日の感じ方を、少しだけやさしく変えてくれる力がある、かも。
夏を好きになるきっかけは、案外そんな小さなことから始まるのかもしれませんね。
SHINCOQ
暮らしに、深呼吸を
