2026/10/10 17:45

香りを選ぶとき、「これはどんな香りですか?」と聞かれることが多々あります。もちろん、香りをつくっている植物や、その組み合わせを知ることも楽しいものです。でも、最後に選ぶときは、もっと単純でもいいのかなと、わたしは思っています。香りは、脳にダイレクトに届くから、それも0.2秒という速さで。だから自分の感覚を研ぎ澄ませて思うがままに選ぶのも良いかなと。「好きだから」「なんだか落ち着くから」「今日はこれがいいから」。それだけ。
朝は軽やかな香り。夕方は少し深い香り。夜は、静かに呼吸したくなる香り。たまには、そんな風に選ぶのも良いかなって。同じ人でも、その日の自分によって心地いい香りは変わります。だから、「この香りはこう使うもの」と決めすぎなくてもいい。
香りをひと吹きして、深く息を吸う。そのとき、自分の身体や心がどう感じているのかを、少しだけ見てみる。「今日はこれがいい」。そんな小さな選択を繰り返していると、自分が心地よいと思うものが、少しずつわかってくることもある。以前、お客様から「香りを嗅ぐと、自然と深呼吸したくなります」と言っていただいたこともあります。香りが何かをしてくれるというより、その香りをきっかけに、自分の感覚に気づく。そんな時間が暮らしの中にあったら、いいなと思っています。
今夜は、理由を探さずに、「今日の自分が好きな香り」をひとつ選んでみませんか?あなたの暮らしのヒントになってもらえたら嬉しいです。
誰かの日々がすこやかでありますように。
SHINCOQ
暮らしに、深呼吸を
