2025/04/30 10:19

こんにちは。

ゴールデンウィーク特集「5日間でめぐる、世界のウェルネス文化の旅」、これまで北欧のヒュッゲ、インドのアーユルヴェーダ、イタリアのスローフードをご紹介してきました。読んで一緒に旅している気分を味わってい頂けたら幸いです。第4回目となる今日は、フランスの『フィトテラピー(植物療法)』をテーマに、日常でやさしく実践できるハーブの取り入れ方をご紹介します。

まず、フィトテラピーとは?
フランスでは、「植物の力で身体と心を整える」という考え方が日常に根づいています。
この療法は「フィト(phyto=植物)」+「セラピー(therapy=療法)」で構成された植物療法。自然療法や伝統医療として信頼を集めている分野です。
薬に頼りすぎず、ハーブや精油を上手に取り入れることで、未病のケアや日常のバランス調整を行います。
特にフランスの家庭では、マルシェや薬局で気軽にハーブティーや精油が手に入り、セルフケアの第一歩として使われることが多いのです。
ハーブティーや精油は、日本でも手に入りやすくなったので、気軽に試せるかと・・・

フランス流・ハーブとの付き合い方3選

1. ハーブティーは“体調に合わせたお守り”
フランスでは、ハーブティーは「ティザンヌ」(煎じ薬)と呼ばれ、季節や気分に合わせて選ばれます。
カフェインレスで胃に優しく、
朝・昼・夜と使い分けるのもポイントです。
たとえば、
朝の目覚めには:レモンバームやローズマリーで頭をすっきり
午後のリラックスタイムには:カモミールやオレンジブロッサム
夜の安眠サポートに:ラベンダーやバレリアンなど、神経を和らげるブレンド
体調の小さな変化に気づき、植物を味方につけて整える。その姿勢が、自然体で心地よいフランス流ウェルネスです。

2. 精油(アロマ)は“家庭のメディカルキット”(薬箱に常備されているとか)
フランスではアロマは香りの楽しみだけでなく、医療的な側面も含むセルフケアツールとして重視されています。
たとえば、
ユーカリやラヴィンサラは、風邪予防や喉のケアに
ラベンダーは、やけどや虫さされの手当てに
ティートゥリーは、殺菌やニキビケアに
フランスの薬局では、精油を症状別にすすめてくれることもあり、自分の体と対話するように選ぶことが大切にされています。

3. キッチンハーブも“立派な薬草”
タイム、セージ、ローリエなど、日常的な料理に使われるハーブも、実は立派な薬効を持ちます。
たとえば、
タイムは殺菌作用があり、喉の不調に
セージはホルモンバランスを整える働きも
ローリエは消化促進やリラックス効果に◎
“食べて整える”という感覚が自然と身についているのが、フランス流なのです。

【今日からできる】植物と過ごすセルフケア時間
ハードルが高く感じるかもしれませんが、ハーブのある暮らしはちいさな選択から始められます。
お茶の代わりにカモミールティーを一杯
お風呂にラベンダーの精油を1滴落とす
キッチンにフレッシュバジルを飾るだけでも香りが変わる
大切なのは、五感を使って植物の力を感じること。

忙しい日常の中でも、“ちょっとひと呼吸”をくれるのがハーブの魅力です。

ハーブは、自分を整える「やさしい相棒」
フランスの人々にとって、ハーブは「自然な処方箋」。
無理なく、楽しく、香りや味とともに心身を整える…そんなウェルネスの入り口になっています。日本でも、ハーブティーや精油は手軽に取り入れられるアイテム。
まずは週末の朝や夜、お気に入りの香りとともに、ゆっくり深呼吸する時間を作ってみませんか?

これからの季節は、ハーブの苗が店頭にたくさん並ぶ時期です。
最近では、園芸店やお花屋さんだけでなく、ライフスタイルショップでも販売しています。
ハーブの苗を買って育てるののウェルネスの第一歩です。ペパーミントやローズマリー、レモンバーム、夏はバジルもおすすめです。

🌍次回予告
次回は、いよいよ最終回です。第5回|日本:森林浴と湯治に学ぶ、自然とのつながり
をご紹介します。どうぞお楽しみに!

📝過去の記事もあわせてどうぞ


💡深呼吸の豆知識:1日5回までがベスト!
深呼吸はリラックスに効果的ですが、やりすぎは逆効果になることも。

ちょうどいい回数で、気持ちよく“ととのえる”時間を大切にしてください。

今日もご自愛して行きましょう!


「深呼吸するだけで、すこし楽になる。」
「深呼吸するたび、整う。」
「毎日に、ちいさな 'ととのう' を。」
「アロマって、もっと気軽でいい。」

SHINCOQは、香りと深呼吸の力で毎日をすこやかにする、
毎日の暮らしの中で、ふっとひと息つけるセルフケアを届ける、
ただ 'いい香り' で気分を切り替える習慣を提案する、
セルフケア初心者でも楽しく取り組めるアロマブランドです。


日々をすこやかに。